2026年10月8日木曜日

行く? 引く? 散る。其の二


 

 

前回からの続き

それは家から15分位のコーナーで起こりました。
栃木のバイクで15分は東京の感覚とは違い、大分距離が伸びます。
家まで歩けば、恐らく1時間以上はかかる場所だったと思います。
道路脇の植え込みの中で上下反転したバイクを放置し、
家を目指し歩くには終わりがなく思い、他に手段がないかと周りを見渡すと、
すぐ脇に大きな農家以外は何もなく、あとは林と田んぼ。

選択肢無しと覚悟を決め、その農家の門を抜け母屋に歩み寄ると
こちらに面した部屋の中に80前後だと思われるご夫婦が居られました。
頭を下げながら近づくと、ご主人が窓を開けてくれました。
事情を説明しましたが、ここでは突然の来訪者は珍しく相当困惑させてしまい
『今、二人だけで分からないから、あっちにあるヤマト運輸に行けば』
と仰られました。当時は『ぬお〜、玉砕』と思いましたが
今思えば、この面構え+胸にはシャロン テート殺害で名を馳せた
赤目のチャールズ マンソンがプリントされた男が来たら誰でもそうなるなと思います。

仕方なく、徒歩20分程にあるヤマト営業所を目指します。
そこで事情を説明すると、一人の男性が、汗だく土まみれの自身を見て声をかけてくれ
『どうしました?大変だ、体は大丈夫? 』
『はい、なんとか、でもバイクが』
などの会話。すると
『仕事終わったから、家まで送るよ』
と早々に言っていただき、一旦家に戻ることが出来ました。
ゴトウさん、力をお貸しいただき本当にありがとうございました。

自宅着後、近隣にバイク屋が無いかと検索しましたが、時間は18時を過ぎていて
あたる所全て空振り。ではレッカーしかないと要請した後、車で現場に向かいました。
現場待機にあたり、最初に行った農家に許しを頂くため、再度訪問すると
ご主人の孫にあたるだろう30前後の男性が出てきて、優しく対応していただきました。
それから、1時間以上は待ったでしょうか、レッカー到着。
そこでも、優しさに触れたのですが、続きは次回に記したいと思います。
 

 

 

  

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