2019年3月25日月曜日

"HUNGER" #117 YAMAHA TT600



Updated my homepage.  


人と所有物の関係性は時間を経ては変化し価値を変え、不要とされた物は記憶の奧に追いやられ只時を重ねていく。
放置された所有物の餓えた声が聴こえるような曖昧な風景を記録することで、
今に至る経緯を想像し、人と物との不安定な関係性を表したい。



About Hunger…

‘Hunger’ is a series showing the motorcycles that lie abandoned on the streets of Tokyo.
It is the traces of human activity that I photograph.  I want to show the stories I sense as I come across these objects and how they represent the passage of time and the sense of isolation we all have occasion to feel.  Hunger their final expression of being.




ATSUYA HORII PHOTOGRAPHY

website url   atsuyahorii.com

















"HWX" Stand.



"HWX"










ATSUYA HORII PHOTOGRAPHY

url   atsuyahorii.com










2019年3月11日月曜日

The Reality of Fukushima. 銘肌鏤骨





御託を並べさせて頂く。

8年が経ち忘れている自分がいる。いまだに苦しむ人がいるのにだ。

だから振り返って見る。あの当時、写真で生きたいと思い始めた頃、

福島で起きた放射能問題。

記録したいと言う名目で、見たいと言う感情を満たすため

現地に向かった。

夜な夜な現地に着くと始めに海岸線を目指した。

崩れた防波堤や散らばるテトラポットの向こうで波が音をたてている

そこで感じた恐怖は強烈だったし、

死に包まれてる気がした。


起きたことは消せないし今を生きるしかないなら

せめて未来に活かしたいと行きたい。

あの時写真を撮りに行って良かったと思う。

写真が備える記憶は鮮明で見返すと思い出せる。

何にもできないが、忘れちゃダメなのが忘れないことで

生き物としてのマナーじゃないかと自身に思い出させる作業を助けてくれる。

辞書で調べたら銘肌縷骨 めいきるこつ

肌に銘じ骨に鏤むことらしい。

忘れやすい俺には必要な言葉だ。


何もしないならせめて

悲しい思いをしたままの人がいることは忘れないのが礼儀だ。

礼儀忘れてました。御苦労様です。

御託を並べさせて頂きました。失礼しました。