15の夜、盗んだバイクで走っていた。
無灯火で地元駅までの道を走っていると、パトカーとすれ違い
振り返るとUターンする姿が見えた。
相見えない状況であるがゆえサヨナラモードにスイッチを入れ
アクセルを捻りながら前方に顔を戻すと
前方2〜3メートル左右に二つの光が目に入ってきた。
そこからの記憶は全く無く、覚えているのは
色々な物が散乱する現場で履いていたはずの靴を
素足でウロウロと探すシーンだった。
後からパトカーの警察官に聞くと
対向車線から飲酒運転の車が、追い抜きのため自身が走る車線に出てきて
正面衝突したらしく、衝突後、自身は車の屋根よりも高く
宙を舞い、ボンネットに落下後、地面に着地したと言っていた。
警察官は『死んだと思った』とも言っていた。
そこから、2ヶ月間の入院生活が始り、
1年以上、両足に膝の曲りを制御する装具をつけ松葉杖が必要な生活だった。
両膝の靭帯を3本切断し、肋骨も何本か折れていたためだ。
退院後も長期にわたり曲がらない膝を曲げる
リハビリ治療が必要となりは過酷だったことを覚えている。
写真は事故後、警察署に保管されたDJ-1 R
前回お伝えした基地移動のため、押入れを整理していて
出できたポラロイド写真である。
こう見ると、自分でも生きているのが不思議になるほど
フロントの原型がない。
当時、誰かが
『衝突事、身構えると体が硬直し、衝撃を体で受けてしまいダメージがデカい』
と言っていた。
自身の場合は振り返り様で、身構えることができずに衝突したことにより
バイクが衝撃を吸ってくれ死には至らなかったと考えている。
全てが自業自得だった。
あらためて、迷惑をかけた全ての方々には伝えたい。
めちゃくちゃ、ごめんなさい。
何はともあれ、生き残った15の夜から40年弱
懲りもせずにバイクとの縁は続いている。
ジーダッシュから始まり、
KR-1S VT GPZ アドレスV TW スカイウエーブ
リード ドラッグスター CBXと。
ここ10何年は遠距離恋愛が続いていたが
先月からめでたく同棲を再開する事ができた。
無職だけど。
そんな奴にも、二輪の相棒は分け隔てなく、車にはない感覚を与えてくれ
バイク乗りだけが知る、あの時間を蘇らせる。
終のバイクとして迎えたT120よ、死ぬほど気をつけて行くから
よろしく頼むよ。
次回予告『やったー、ラッパーになったー』でお送りいたします。
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