あの地震から2年余りが過ぎました。
テレビを観ていると"復興"していく街の姿が映されています。
津波に家を奪われ、家族を奪われ、仕事を奪われ、
そこから立ち上がるには、想像を絶する苦労があったと思います。
でも、それは”震災”にあった東北の姿です。
福島は、全く別の状況です。
あの土地は”放射能”という”人災”によって今も尚、あの時のままで、
戻る場所すら奪われ、”復興”に力を使うことさえ、許されていません。
少し話しがそれますが、
俺は、自分が良い人間だと思っていません。
この歳になるまで、人に迷惑をかけながら生きてきました。
世間で言う、不良です。
でも、悪党にはなるまいと生きています。
親から与えられた命という時間を笑って過ごせと日々、自分に言い聞かせています。
ですが、福島の現状を考えると赤く黒い”怒り”という感情を抑える事ができません。
ニュースでは”野党再編で党内対立”とか言っています。
第1原発から一日あたり、300トンの汚染水が海に溢れているのに、
”党内対立”?????
どーーーーーーーでもいいです。
俺より真っ当だから霞ヶ関で、スーツにネクタイ締めてんじゃないんですか?
頭にあるのは座席表だけ?
”福島県”って知ってる?
今日以降”党”の前に”悪”を付ける事を提案します。
避難をしている福島の人達は、脳裏で”帰れない”事を
覚悟して毎日を生き、差別され、放置され、我慢してるんです。
これからも、写真家として、人として、すぐそばで起きたこの悪夢のような現実を
この脳みそとフィルムに焼き付けて行こうと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿